何から書いていいのやら、な状態です。
楽しかったこと、気になったこと、ふと思った細かいことも色々あるけども、記憶が薄れる前に
ジョアンのリンパ腫のことを記録することから始めます。
詳細に書き改めることがあるかもしれない？！ので、ダイジェスト版で。
まず再々燃の治療プロコトールでは、ミトキサントロン（商品名：ノバントロン）メインの治療を
約5ヶ月間続けました。この抗がん剤は3週おきに投薬するのが基本で、ジョアンの場合は
寛解キープ期間が長い（これでも長いらしい。投薬中でも2～3ヶ月しか寛解期間を延ばせない
ワンコが多いようです…）ので、夏の終わりぐらいに主治医と4週おきの間隔で投薬しようかと
話し合っていたところでした。
4回目の投薬が終わってすぐかなぁ。今までは自力で造れていた白血球＆好中球の上がりが
悪くなってて、造血剤を入れてその場をしのぎました。
その後2週間の間に白血球も正常に戻り（思い返してみれば、白血球の戻りはあまり良くなかった）
ホッとしたのもつかの間、5回目の投薬に。これも今さらだけど、もう1週あければよかったなぁ…。
この時は念のため1g減らした4gのミトキサントロンを投薬したけど、翌週の骨髄抑制はさらに
ひどいものでした。
白血球の総数2000、好中球580。この数値を見て一瞬、え？って目を疑いましたよ。
もちろん造血剤を入れたけども、翌週の血液チェックまでの不安感はハンパなく。
造血剤を入れたときに、骨髄のダメージをもっともっと慎重に考えていれば…と、激しく後悔。
ただジョアン自身はすんごいエネルギッシュで、見た目は健康なワンコ以上に元気、かつ、
食欲モリモリだったのが、ものすごーく救われましたよ。
2週目の白血球総数は2000→3580（それでもかなり低い。最低でも6000は欲しかった）、
好中球580→2200（正常値の最低ラインまであと一歩）と、前週よりマシだけどもたいぶ低い。
主治医からは骨髄に蓄積された長年の抗がん剤の毒性に骨髄が耐えられなくなったからで、
機能改善はちょっと難しいと説明を受け、どうしようもなく悲しかった。
そして翌週、3週目の血液チェックです。この日も淡い期待は裏切られ、白血球総数は6000。
さすがに3週目だし余裕で正常値に食い込んでるかと思ったんだけど甘かった。
主治医からは白血球数10000以下での投薬は危険なので延期にします、と仰ってたけど
もし仮に投薬可能だったとしてもきっと投薬しないでください、と申し出ていたと思います。
またさらに翌週、4週目の血液チェックでの白血球総数は8500に増加。なんとか正常値入りです。
まだ完全に骨髄の機能が失われたわけではないんだ、ちょっとずつでもジョアンの正常細胞が
頑張ってるんだ、と勇気をもらいました。
とはいえ抗がん剤を投与できる数値ではないのでこの日も延期しました。主治医はプロトコールの
ゴールが見えてきたことと、これだけ投薬しないで完全寛解を保っていれていることを考えると
ここでいったん投薬終了にしてもいいかもしれない、と。
次週の診察結果をみて今後の治療を決めることになりました。
そして5週目の血液チェック。
可能であれば投薬するか、それとも再々燃プロトコール終了とするかを決める日です。
ジョアンの身体を休めたいので、わたしの気持ちは決まっています。
血液検査ではまた白血球が6800にまで下がっていて驚く。っていうかショック！
白血球は1日のうちでも増減幅があるから減る事もあります、と主治医は言うけれども…数字で
みるとツラいもんがありますね。そしてもし投薬続行を選択していたとしても、この日も投薬延期だね。
そして、白血球の数値とか一区切りと言うにはモヤモヤする課題は色々ありますが、この日で
再々燃の抗がん剤治療を終了にしました。
主治医も終了にするほうがベターという考えで、そこは同じでした。（理由はより客観的です。）
一般的にはプロコトールどおり半年間きっちり投薬していたほうが次に来る再燃までの日数を
長く引き伸ばせる可能性が高いけれども、2年近く生存して再々燃で約半年の寛解をキープ
している個体（＝ジョアン）の場合は予測がむずかしく、この統計を一概に当てはめらないのではないか、
との考えのようです。
また骨髄に蓄積されたダメージをこれ以上悪化させるのは避けたい。近い将来にくるであろう
4度目の再燃時に骨髄の機能を温存しておきたい、などなど、主にそのような考えでした。
…と、ダイジェスト版なのに思いがけず長くなってしまいました。（汗）
現在のジョアンは寛解キープ継続中で、病院から処方される薬もゼロなりました。
ジョアンくんすっごい頑張っています。あなたはすごい子だよ！
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